今回は、ハムスターの食事の基本と、我が家での野菜の保存方法をご紹介します。
ハムスターをこれからお迎えする人、お迎えしたばかりの飼育初心者の方にとって、ハムスターの食事って、どうすればいいのか分からないですよね。
ハムスターって、何を食べさせればいいの?
ごはんの量ってどれくらいがちょうどいいの?
そんなハムスターの食事の悩みを解決するために、現在5匹のハムスターを飼育する私が、ハムスターの食事で押さえたいポイントと、野菜の保存方法をまとめました。
ハムスターの食事に悩む方は、ぜひ参考にして下さい。
ハムちゃんが健康的な生活を送り、長生きするためにも、食事の管理は絶対に必要です!
ハムスターの食事の基本を知ろう!【主食はペレット】
ハムスターの食事の基本として、必ず押さえておきたいポイントがあります。
それは「主食はハムスター用ペレットを与える」ことです。
ハムスターと言えば、ひまわりの種を食べるイメージを持っている方も多いと思います。
ひまわりの種って、ハムちゃんにとって高カロリーの嗜好品なので、食べすぎはよくありません…
ハムスター用ペレットが主食
ハムスターの主食は、ハムスター用のペレットです。
ペレットは、穀類などを粉末にして固めたもので、ハムスターにとって必要な栄養がほとんど含まれていて、ペレットと水だけハムスターに与えれば健康が維持できるように作られています。
ペレット以外の食べ物は、すべて「副食」です。
ひまわりの種だけ、野菜だけといった食生活は、ハムスターの健康にとってよくありません。
ペレット以外の食べ物を与えたいなら、必ずペレットを主食として与えたうえで、副食として与えましょう。
ハムちゃんの主食はペレット!これだけは覚えておいて下さい!
主食は固いハードタイプのペレット
ペレットには、柔らかいソフトタイプと、固いハードタイプがあります。
ハムスターの主食としては、固いハードタイプを選びましょう。
なぜなら、ハムスターの伸び続ける歯を、ハードタイプの固いペレットを食べることで削れるから。
ハムスターの歯が伸びすぎると、歯のかみ合わせが悪くなり、うまくご飯が食べれず、病気になる可能性が高くなります。
ハムちゃんの主食には固いハードタイプのパレットを選びましょう!
ミックスフードは与えない方が無難
ミックスフードは、ハムスターの主食として与えない方が無難です。
ミックスフードとは、ペレットだけでなく、種や乾燥野菜が一緒に入ったもののこと。
色々な種類の食べ物が入っているので、ハムスターの主食として、一見よさそうに思うかもしれません。
しかし、ハムスターが好きなものばかり食べてしまうので、栄養が偏ってしまい、ハムスターの健康にとって好ましくありません。
ミックスフードはおやつとして考えるのがよく、主食として与えるのは避けた方が無難です!
ペレットを選ぶときのチェックポイント
ペレットを選ぶときは、以下の3点をチェックしましょう。
- 栄養バランスは問題ないか
- ハムスターの主食として販売されているか
- 賞味期限は近くないか
栄養バランスは問題ないか?
ペレットのパッケージの「保証成分」という欄に、各栄養素の割合が表記されています。
ハムスターに必要な栄養素の割合の目安は、以下の通りです。
栄養素 | 必要な割合 |
---|---|
粗たんぱく質 | 18% |
粗脂肪 | 5% |
粗繊維 | 5% |
粗灰分 | 7% |
ハムスターの総合栄養食として販売されているペレットなら、上記成分に近い割合になっています。
水分が10%以下であれば、固いハードタイプのペレットです!
賞味期限は近くないか?
賞味期限が近いものを買ってしまうと、与えているうちに賞味期限を過ぎてしまう可能性があります。
また、一度開封すると、賞味期限内であっても、徐々にペレットは劣化していくので、注意しましょう。
ハムスターの主食として販売されているか?
ハムスターフードとして販売されている製品の中には、リスや他の動物と兼用されているフードもあります。
ハムスターの主食として選ぶなら、ハムスター専用として販売されているフードが安心です。
その中でも「ドワーフハムスター用」「ゴールデンハムスター用」といったように、ハムスターの種類ごとに専用のペレットが用意されているものがおすすめです。
当サイトおすすめペレット
当サイトでおすすめしているペレットは、「ハムスタープレミアムフード」というペレットです。
ハムスタープレミアムフードがおすすめな理由は、ゴールデン用とドワーフ用でそれぞれ専用のペレットが用意されているから。
それぞれ成分が最適化されていて、ペレットの大きさも、ゴールデン用は大きく食べ応えがあり、ドワーフ用は小さいハムスターでも持ちやすい大きさといったように、配慮されています。
ペレット選びに迷ったら「ハムスタープレミアムフード」がおすすめです!
ハムスターの健康的な食生活のポイント
ここでは、ハムスターの健康的な食生活のポイントをまとめました。
ハムちゃんが健康で長生きするため、必ず心掛けましょう!
ペレット:野菜=6:4が目安
ハムスターの主食は、あくまでもペレットで、ペレットと水さえ与えていれば、それだけでハムスターが生きられるように作られています。
しかし、ペレットでは繊維質が不足しがちで、腸内環境を整えるためにも、野菜を与えた方が良いです。
野菜はどのくらいの量を与えればいいの?
野菜を与える量の目安としては、ペレット:野菜=6:4くらいにしましょう。
例えば、ジャンガリアンハムスターにペレットを3g与える場合、野菜は2g程度与える、といった感じです。
ハムスターが食べられる野菜、与えると危険な野菜については、以下の記事で詳しく紹介しています。
量を測ってきちんと管理する
ハムスターが食べたいだけ食事を与えていると、どんどん太って肥満になり、様々な病気の危険性が高まります。
肥満は万病のもとなので、食事の量は飼い主さんがしっかり管理しましょう!
ハムスターが1日に必要な食事量は、体重の5%~10%が目安で、適切なペレットの量は以下の通りです。
ハムスターの種類 | 1日のペレットの量(目安) |
---|---|
ゴールデンハムスター | 10~15g |
ドワーフハムスター | 3~4g |
ハムスターの食事量を測るために、キッチンスケールがあると便利です。
食事量を測るだけでなく、ハムスターの体重管理にも使えるので、ハムスターを飼育するなら、必ず1つは持っておきましょう。
食べ残しをチェックし、残した野菜は捨てる
ハムスターは、ごはんを食べたくないときでも、食べ物を貯蔵する習性があります。
餌場からペレットがなくなっていても、巣箱やケージの隅っこに隠してることがあるため、日々の掃除の際に食べ残しがないかチェックしましょう。
いつもは食べるのに、急に食べ残しが多くなった場合は注意が必要です…
病気が原因で食欲がない可能性があるので、しっかりと食べ残しはチェックして下さい。
また、野菜を貯蔵して隠すこともありますが、野菜は傷みやすいので、見つけたら捨てるようにしましょう。
フードはきちんと保管する
一度開封したペレットは、賞味期限内でも、どんどん劣化していきます。
ペレットを保存する際は、直射日光を避け、湿気の少ない場所に保管しましょう。
チェック付きのパッケージの場合、なるべく空気に触れさせないよう、しっかりと空気を抜いてから、チャックを締めると良いです。
密閉できる瓶やタッパーなどに入れ、乾燥材を一緒に入れるのもいいですよ!
水は毎日交換し新鮮な水を与える
ハムスターが新鮮な水をいつでも飲めるよう、水は毎日交換しましょう。
ハムスターは乾燥した地域出身の動物ですが、生きるために水分が必要です。
給水ボトルを使うと、床材や食べ物が水に濡れずに済みます。
特に夏場は水が腐りやすいので、必ず毎日交換することが大切。
与える水は、水道水で問題ありません!
日本の水道水は水質基準が厳しいので、安心してハムスターに与えられますよ。
おやつは少量だけ
おやつを与えるときに、1番気を付けなくてはならないのは「おやつを与えすぎない」こと。
ヒマワリの種やナッツ類は脂肪分が多く、果物は糖分が多いので、与えすぎると肥満の原因になります。
与えすぎはよくありませんが、おやつをうまく活用すると、ハムスターにも飼い主にもメリットがあります!
飼い主にとっては、ハムスターを慣らすときにおやつを利用できるのが1番のメリットです。
ハムスターが人に慣れれば、日々の体調チェックもしやすくなるので、ハムスターにとってもメリットがあります。
くれぐれも与えすぎには注意して、必要な分を必要なときに与えるようにしましょう。
ハムスターに与える野菜の保存方法【ジップロック最強】
ここでは、ハムスターに与える野菜の保存方法をご紹介します。
我が家での一例をご紹介しますね!
小さくカットした野菜をジップロックで冷蔵庫に保存する
我が家では、ハムスターが食べられる野菜を小さくカットし、それらをまとめてジップロックで保存しています。
数日は冷蔵庫で問題なく保存できるので、1日分に必要な量(数g程度)を取り出し、ハムスターに与えましょう。
ポイントは、満遍なく複数種類の野菜を混ぜて保存すること!
ハムスターも色々な野菜が味わえて食事が楽しくなりますし、栄養バランスも偏りません。
我が家では、Sサイズのジップロックを使っています。
冷凍保存のミックスベジタブルを使うのもOK(玉ねぎの入ってないものを!)
週に一度程度であれば、冷凍保存されたミックスベジタブルを与えるのもOKです。
与える際は、しっかりと解凍し、常温まで戻してから与えましょう。
ミックスベジタブルを選ぶ際は、必ず玉ねぎの入っていないものを選んで下さい。
玉ねぎ等のネギ類は、ハムスターに与えると危険な食べ物の代表例です。
同じ野菜を与えすぎると栄養バランスが偏るため、できるだけ色々な野菜を少しずつ与えるのが理想的です。
まとめ:ハムスター用のペレットを主食にし、栄養バランスを考えて食事を与えよう
今回は、ハムスターの食事の基本をご紹介しました。
ハムスターの主食はペレットということを忘れず、量をしっかりと管理することが大切です。
ペレット以外の食べ物を与えたいときは、必ずペレットを主食として与えたうえで、副食として与えるようにしましょう。
最後に、当サイトおすすめのペレットをまとめておきますね!
コメント