映画「今夜、ロマンス劇場で」総合評価とあらすじ・ネタバレ感想!



映画「今夜、ロマンス劇場で」の総合評価とあらすじ・ネタバレ感想についてまとめました。

それでは、どうぞご覧下さい!

映画「今夜、ロマンス劇場で」総合評価、あらすじと感想

観終わった後に、涙が止まりませんでした。

とても、長い長い純愛物語りだと思いました。

美雪にとって、健司と生きる世界はとても新鮮で、とても珍しくて、そして、とても充実したものだったと思います。

健司は美雪の為に、そして美雪は健司の為に生きたという、それはきっと二人にしか分からない幸福だったのだと思います。

本当に人を愛するという事がどういう事なのか、この映画は教えてくれたんだと思います。

美雪がやっと叶える事が出来たささやかな願いに、切なさと、そして、たまらない喜びが涙となって溢れてくるのです。

総合評価は、95点です。

以下、ネタバレを含めたあらすじです。

長期入院している老人が、看護師の吉川にせがまれて、ある一つの物語りを語りだします。

それは、ある助監督のお話しでした。

牧野健司は、監督になる日を夢見て、行きつけの映画館である「ロマンス座」で、モノクロ映画「お転婆姫と三銃士」を観る事が好きでした。

そして、作品に出てくるお姫様の美雪に憧れていました。

ですが、映画は買い取られる事となり、健司は最後の上映を観に行きます。

そして、その夜。

「ロマンス劇場」に落雷が落ちました。

停電となる劇場内。

そして、停電が復旧すると、そこにはモノクロのお姫様である美雪が目の前に現れました。

健司は慌てて美雪を家へ連れて帰り、モノクロの彼女を撮影現場へと連れていきました。

そして、メイクを施した美雪は現実のお姫様として健司と共に過ごす事になります。

スクリーンの中の美雪は、現実世界の事は知らずに、健司はそんな美雪に振り回され、美雪にはしもべと呼ばれます。

ですが、次第に美雪と健司は惹かれ合い、互いに恋心を抱くようになりした。

ですが、美雪にはある秘密があったのです。

美雪は、健司に触れてしまうと、現実世界から消えてしまうのです。

美雪は、消える事を覚悟で健司に抱き締めて欲しいと願うのでした。

健司は叶えようと美雪の体に腕を回そうとしました。

ですが、出来ませんでした。

健司は、例え触れる事が出来なくても、美雪に側にいて欲しいと願ったのです。

そして、昔話しをしていた老人の体調が崩れてしまいます。

実は、この老人こそが健司なのです。

そして、彼に付き添っていた孫娘こそが、美雪だったのです。

そして、健司は寿命を終え、美雪は初めて健司の体を抱き締めました。

そして、美雪もまた、消えてしまいました。

映画「今夜、ロマンス劇場で」の感想、ここが良かった

スクリーンの中から出てくるお姫様と恋に落ちるという設定も、
とてもロマンチックですし、スクリーンの中から出てきた美雪が繰り広げるドタバタと、
その美雪に振り回される健司の姿もまた、とても楽しくて、
そして好きなのに触れる事が出来ない、もとがしさや切なさのバランスがとても絶妙なバランスでした。

そして、この映画には過去の名作へのオマージュともとれるシチュエーションが随所にちりばめられています。

例えば、健司が誰もいないロマンス座の中で映画を観ているシーンは、
少年と映画技師の交流を描いた「ニューシネマパラダイス」を彷彿とさせますし、
スクリーンの中から出てきた美雪は、現実世界の事は何も知らず、色々なトラブルを起こす所は、
まるで街をお忍びで散策するお姫様と、新聞記者の淡い恋心を描いた「ローマの休日」、
そして、触れ合う事が出来ない美雪と健司が電車の窓ガラス越しにキスをするシーンは、
映画史上最高と言われた「また逢う日まで」を彷彿とさせました。

そうして、過去の名作のオマージュ を取り入れながらも、決して「古い」と感じさせない所に、この作品の魅力があります。

唯一不満があるとしたら、もう少し盛り上げた方が映画としての魅力がもっと発揮されたのではないかと思います。

全体としてはとても見応えがあったと思いますが、少しだけ残念だなと思ました。

映画「今夜、ロマンス劇場で」印象に残ったシーン・セリフ

この映画は、どのシーンを切り取っても素晴らしい作品です。

白黒の美雪が健司の前に初めて現れるシーンや、美雪と健司がデートをするシーンもとても可愛くて好きです。

ですが、もっとも好きなシーンは、やはり美雪がロマンス劇場で健司に「抱き締めて」と言うシーンです。

彼女は、分かっていたんです。

決して自分達は普通の恋人同士にはなれないのだという事を。

それでも、ずっと自分の事を見つめていた健司が、どんな映画よりも、誰よりも美雪の事が好きだと言ってくれた。

それだけで、美雪は幸せだったのだと思います。

ですが、健司は美雪の願いを聞きませんでした。

触れられなくても、美雪と居たい。

それが健司の願いだったんです。

そして、美雪が本当に望む願いでもあったのです。

幸せにしますと言う健司に、美雪はいつものように強気な言葉を言います。

「ずっと一緒に居てやるか」

このシーンは、何度観ても胸が暖かくなるシーンでした。

そして、美雪が年老いた健司に語りかけるシーンも、とても好きなシーンでした。

健司の命が終わる時、美雪は今までの感謝の言葉を伝えるシーンは、二人がいかに幸せに暮らしてきたかを物語るシーンでした。

そして、美雪の最後のワガママ。

ずっと触れられなかった健司に、ソッと触れるシーンです。

そして、大粒の涙をこぼしながら健司を大切そうに強く抱き締める美雪が、とても美しくて、とても切なかったです。

健司の温もりを感じながら、美雪が目を閉じた瞬間。

あぁ、美雪はとても幸せだったんだと思いました。

そして、健司も。

健司が息を引き取ったベッドサイド、「今夜、ロマンス劇場で」の原稿用紙には、二人の愛が詰まっているのだと感じました。

スクリーンの世界で、健司が差し出した一輪のバラの花。

それは、まさに美雪のイメージにピッタリでした。

美しく、触れたいと願っても、決して触れられない女性。

ですが 、健司は美雪に触れる事が出来るのです。

二人がキスをして、祝福の拍手に包まれるシーンは、喜びの涙が止まりませんでした。

映画「今夜、ロマンス劇場で」は、純愛映画が好きな人におすすめ

この「今夜、ロマンス劇場で」をお勧めしたいのは、純愛映画が大好きで、最近なかなか良い作品に出会えていないという人です。

これほど、究極の純愛映画はないと思うからです。

純愛映画は数多くありますが、内容のほとんどは、遠距離だったり、
好きになってはならない立場の人を愛してしまう禁断の愛を描いた物が多いのです。

ですが、この映画では、美雪と健司は遠距離ではありませんし、禁断の愛ではありません。

触れられないだけなのです。

ですが、これほど辛い事があるでしょうか。

側に好きな人がいるのに、指先が触れ合う事さえ出来ないのです。

その辛さを如実に伝えているシーンが、年老いた健司が倒れるシーンです。

側で見ていた美雪は、助け起こす事が出来ないのです。

周囲から見れば、何て美雪は冷たい人間たと思う事でしょう。

そして、美雪自身、どれだけ健司を助け起こしたかったでしょう。

でも、美雪が健司に触れれば美雪は消えてしまいます。

そうなった時に悲しむのは、やはり健司なのです。

相手の幸せを何よりも願うからこそ、美雪は健司を助けられなかったのです。

健司がこの世を去り、美雪が健司に抱きつくシーンは、彼女のありったけの気持ちが込められたシーンだと思いました。

そして、ラストは健司も美雪と共にスクリーンの世界へと入り、二人はやっと触れ合う事が出来ました。

そして、二人がキスをした瞬間、モノクロの世界がカラーへと変わっていきました。

健司も亡くなり、美雪も消えてしまうという、本来なら悲劇的な内容になってしまうものです。

ですが、二人には続きがあるのだと、これからは二人が手を繋いで行く事が出来るのだという事が分かるラストシーンなので、悲劇的なものとはしない、とても心が暖かくなるシーンで締め括られるのです。

ハッピーエンドの純愛映画が好きな人には、是非ともお勧めしたい映画です。

映画「今夜、ロマンス劇場で」感想まとめ

綾瀬はるかさん演じる美雪が、とてもキュートなお姫様でした。

スクリーンの中から出てきた彼女は、映画とは違い、とても気が強いお姫様でした。

健司をしもべと呼び、彼を振り回します。

ですが、とうとう健司を怒らせてしまった後の美雪が、とてもいじらしいんです。

大切なお守りを落としてしまい、雨の中を必死に探す美雪。

自分の発言を後悔した健司が戻り、お守りを見つけてくれた時の美雪の表情に、彼女が去って行った健司に、どれだけ不安だったのか分かる気がしました。

そして、美雪が自分には色がないと悲しげにするシーンは、色というのは、単なる色彩の事ではないのではないかと思うんです。

美雪にとって、色というのは憧れにも似た物だったのかもしれません。

健司が、ずっとスクリーンの中の美雪に恋をしていたように、美雪もまた、スクリーンの中から健司に恋をしていたのだと思います。

皆が忘れしまった名作。

皆に忘れられてしまったお姫様。

そして、そのお姫様を見つけてくれたのが、健司だったのです。

美雪は、どんな気持ちで自分を見つめる健司を見つめていたのでしょう?

どんな気持ちで、美雪は健司に会いに来たのでしょう。

同じ世界では生きられないと思い、健司から離れようとする美雪。

そして、そんな美雪と一緒に居たいと願う健司。

健司の存在こそが、美雪に色を与えてくれたのかもしれません。

健司がプロポーズしようと用意していた指輪を、美雪がそっと元の場所に戻す姿に、わざと健司に愛想を尽かしたと嘘をつく姿に、たまらない愛おしさを感じました。

そして、健司の事が好きな塔子に、「ずっと、あいつの隣にいてやってくれ」と言う場面は、自分の事よりも健司の幸せを願う美雪の気持ちに溢れていました。

こんなに素敵なお姫様はいないと思いました。

この映画は、その名の通り、とてもロマンスに溢れた映画でした。

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以上、「映画『今夜、ロマンス劇場で』総合評価とあらすじ・ネタバレ感想!」という記事でした!

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