セイバーメトリクスとは?知れば野球がもっと楽しくなる指標7選!

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今回の記事では、【セイバーメトリクス】についてご紹介します。

セイバーメトリクスという考えが普及する以前は、投手であれば勝敗数や防御率、野手であれば打率や打点といった指標が重要視されていました。

特に日本では、今だに打率を重要視する考えが根強く残っています。

しかし、投手の勝敗数や野手の打率だけでは、本当にその選手が優秀かどうかまで判断する事が出来ません。

そこで、選手が優秀かどうかを適切に評価するために、【セイバーメトリクス】という考えが重要になってきます。

本記事を読めば、【セイバーメトリクス】について理解出来るようになります。

また、代表的な野球指標を併せてご紹介するので、ぜひ参考にしてみて下さい。

【セイバーメトリクス】について理解すれば、野球を見る楽しみが増える事、間違いなしですよ。

セイバーメトリクスとは?

【セイバーメトリクス】は、Wikipediaでは以下のようにまとめられています。

セイバーメトリクスとは、野球ライターで野球史研究家・野球統計の専門家でもあるビル・ジェームズ(George William “Bill” James, 1949年 – )によって1970年代に提唱されたもので、アメリカ野球学会の略称SABR (Society for American Baseball Research) と測定基準 (metrics) を組み合わせた造語である。ジム・アルバート、ジェイ・ベネットが著した『メジャーリーグの数理科学(原題Curve Ball)』はセイバーメトリクスについてわかりやすく解説している。

野球には、様々な価値基準・指標が存在するが、セイバーメトリクスではこれらの重要性を数値から客観的に分析した。それによって野球における采配に統計学的根拠を与えようとした。しかし、それは野球を知っているものならば「常識」であるはずのバント・盗塁の効力を否定するなど、しばしば野球の従来の伝統的価値観を覆すものであると同時に、ジェームズ自身が本格的に野球をプレーした経験が無く、無名のライターに過ぎなかったこともあって当初は批判的に扱われた。この理論が一般的に知られるようになった現在でも「野球はデータではなく人間がプレーするもの」という信念を持つ人々からは歓迎されていない風潮がある。一方、メジャーリーグは、公式記録にセイバーメトリクスに基づく指標を複数使用している。

引用元:Wikipedia セイバーメトリクス

一言でまとめると、【セイバーメトリクス】とは、野球データを統計学の視点で分析し、選手の評価やチームの戦略を考える分析手法」のことです。

セイバーメトリクスの考えが普及する以前は、選手を評価する際にこれらの成績が重要視されるのが一般的でした。

  • 投手を評価する場合は、「勝敗数」や「防御率」
  • 野手を評価する場合は、「打率」「本塁打」「打点」「盗塁」

特に日本では「打率」を重要視する考えが、未だに根強く残っているんですよね。

もちろん、打率が高い選手が優秀である事に違いないのですが、それだけで選手を評価するのは無理があります。

セイバーメトリクスの様々な指標を用いれば、選手をより的確に評価する事が出来るようになるんです。

かつを
セイバーメトリクスは、統計学を基に選手を評価する手法なんやね!

セイバーメトリクスを用いて選手を評価する一例

例えば、2018年のヤクルトスワローズの坂口選手とバレンティン選手の打率を比較してみましょう。

坂口選手とバレンティン選手の打率比較

坂口選手の方が圧倒的に打率が高く、打撃では坂口選手の方が貢献しているように思えます。

しかし、セイバーメトリクスでよく用いられる、OPSという指標も合わせて比べてみましょう。

坂口選手とバレンティン選手の打率とOPS比較

OPSという指標では、バレンティン選手の方が高い数値となっています。

OPSという指標は得点への相関性(その指標がどれだけ得点に影響するか)が高い指標として有名で、OPSが高いほど打撃での貢献度が高い事を表しています。

つまり、打率だけだと坂口選手の方が圧倒的に優秀に見えていましたが、セイバーメトリクスの指標を用いる事で、実はバレンティン選手の方が、打撃での貢献度は高い事が分かります。

このように、従来の打率信仰では見えてこなかった、その選手の評価が出来るようになるのが、セイバーメトリクスの面白い所なんです。

かつを
セイバーメトリクスの指標を使って選手を見ると、今まで気づかなかった面白い特徴が見つかったりします!

セイバーメトリクスの代表的な野球指標7選!

セイバーメトリクスには様々な指標があります。

今回はその中でも、代表的な指標をご紹介します。

これらの指標を理解することで、野球を観る楽しみが、一段と増える事間違いなしですよ。

1.OPS(オーピーエス、オプス)

OPSとは、「出塁率」と「長打率」を足して求められる、野手の打撃への貢献度を表す指標です。

OPSの特徴は、計算が簡単でありながら、得点への高い相関性が見られるという点です。

OPSの高い選手を集めれば、それだけチームの得点力を底上げする事が出来ます。

OPSについては、こちらの記事で詳しくご紹介しているので、ぜひご覧下さい。

→【野球指標】OPSの計算方法!簡単な計算で得点相関性が高い優秀な指標!

【野球指標】OPSの計算方法!簡単な計算で得点相関性が高い優秀な指標!

2018.09.21

また、OPSと得点の相関性についてまとめた記事がこちらになります。

→OPSの意味とは?過去5年分のチームOPSと得点数から妥当性を検証

OPSの意味とは?過去5年分のチームOPSと得点数から妥当性を検証

2018.10.07

2.UZR(ユーゼットアール)

UZRとは、「野手の守備の総合力を数値で表した指標」です。

従来、守備を評価するには守備率という指標が一般的でしたが、守備率だけではその選手の本当の守備力が見えてきません。

UZRという指標を見れば、従来の守備率だけでは見えてこなかった、選手の守備力が見えるようになります。

UZRについては、以下の記事で詳しく紹介しています。

→UZRとは?野手の守備力を数値で評価可能にする画期的な指標!

UZRとは?野手の守備力を数値で評価可能にする画期的な指標!

2018.10.10

また、2018年の各ポジションのUZRランキングについて、こちらの記事でまとめています。

UZRランキング2018確定版!12球団で守備が上手い選手は誰!?

UZRランキング2018確定版!12球団で守備が上手い選手は誰!?

2018.10.14

3.WAR(ウォー)

WARとは、「投手と野手を同じ土俵で」かつ「野手の打撃・守備・走塁等を総合的な貢献度」を評価することが出来る、画期的な指標です。

今までは、選手を評価する際に、複数の指標を比較しながら、選手の評価をする必要がありました。

しかし、WARという指標は、これ1つだけで選手の貢献度を測ることが出来ます。

WARという指標の値が高ければ高いほど、チームの勝利に貢献した選手ということになります。

WARについては、以下の記事で詳しくまとめています。

→【野球指標】WARとは?全ての選手の総合的な貢献度を数値で評価!

【野球指標】WARとは?全ての選手の総合的な貢献度を数値で評価!

2018.10.16

4.QS(クオリティスタート)率

QS(クオリティスタート)率とは、「先発投手がどれだけ試合を作ったか」を表す指標です。

QS率が高ければ、それだけ先発投手として安定感のある投手ということになります。

QS(クオリティスタート)については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

QS(クオリティスタート)と防御率の意外な相関関係が見れるので、面白いですよ。

→クオリティスタート(QS)とは?各指標との相関関係を紹介

クオリティスタート(QS)とは?各指標との相関関係を紹介

2018.10.08

5.BABIP(バビップ)

BABIPとは、「グラウンド内に飛んだ打球が安打になる確率」を表す指標です。

このBABIPという指標こそが、いかにもセイバーメトリクスらしい指標なんですよね。

というのも、投手のBABIP(以下、被BABIPと表記)は、投手のタイプによらず、およそ0.300に収束するという、非常に面白いデータがあるんです。

これはどういうことかというと、「バットに当たった打球は、どんな投手であっても、長い期間で見れば3割は安打になり、7割はアウトになる」ということを表しています。

言い換えると、「グラウンド内に飛んだ打球の結果(安打になるか否か)は、投手自身はコントロール出来ない」ということになります。

これが、セイバーメトリクスの面白い考え方の代表例ですね。

このBABIPというとても面白い指標については、以下の記事でもっと詳しく説明しているので、ぜひご覧下さい。

→BABIP(バビップ)とは?野球の運を数値化可能な画期的な指標!

BABIP(バビップ)とは?野球の運を数値化可能な画期的な指標!

2018.10.11

6.FIP(エフアイピー)

FIPとは、「投手自身がコントロール出来る部門に着目した、擬似的な防御率」を表す指標です。

この「投手自身がコントロール出来る部門」というのが、「奪三振」「被本塁打」「与四球」の3つの投手成績のことです。

FIPという指標は、先ほどご紹介した「グラウンド内に飛んだ打球の結果は投手にはコントロール出来ない」というBABIPの考えを基にしています。

そのため、「投手自身でコントロール出来る部門」に着目し、投手の能力を評価しようという指標になります。

FIPについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧下さい。

→【野球指標】FIPとは?投手個人の能力を把握するための指標

【野球指標】FIPとは?投手個人の能力を把握するための指標

2018.10.09

7.WHIP(ウィップ)

WHIPとは、「投手が1イニングあたりに出した走者の数」を表す指標で、投手の安定感を評価することが出来ます。

計算自体はとても簡単ですし、指標が持つ意味も分かりやすい指標です。

WHIPの値が低いほど、ランナーを背負わないので安定感のある投手ということになります。

WHIPについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

→【野球指標】WHIPとは?投手の安定感が分かります!

【野球指標】WHIPとは?投手の安定感が分かります!

2018.10.17

「セイバーメトリクス」まとめ

今回の記事では、【セイバーメトリクス】についてご紹介しました。

統計学を基にしているので、考え方自体はとても斬新で面白い点が多いです。

その上、得点やその他の様々な指標との関連性がデータで表せるので、分析するのが好きな人にはたまらないですよね。

セイバーメトリクスの考えを知ることで、今までの観点とはまた違った観点で野球を見る事が出来るので、楽しみが増える事間違いなしです。

ぜひ、今回ご紹介したセイバーメトリクスの指標を覚えて、色んな選手の各指標の数値を見てみてください。

今まで応援していた選手の新たな一面が見つかるかもしれませんよ。

かつを
好きな選手のセイバーメトリクスの指標を見てみましょう!思わぬ発見があるかもしれません!

それでは、今回の記事は以上になります。

最後までご覧頂きまして、ありがとうございました!




 

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