【野球指標】WHIPとは?投手の安定感が分かります!




 

今回の記事では、【WHIP】という野球指標をご紹介します。

WHIPは、OPSと同じように、最近テレビでも聞く機会が増えてきた、野球指標の1つです。

WHIPという名前は聞いた事あるけれど、意味はよく分かっていない、という方が多いと思います。

そこで、本記事ではWHIPという指標について、計算方法や注意点を交えながら、詳しく解説します。

本記事を読めば、WHIPという指標が理解出来るので、野球を見る時の楽しみが増えること間違いなしですよ。

【野球指標】WHIPとは?

WHIPの計算式の画像

WHIP(Walks plus Hits per Inning Pitched)とは、「1投球回あたりに、何人の走者を出したか」を表す野球指標の1つです。

WHIPは、以下の計算式で求めることが出来ます。

WHIP=(与四球+被安打)÷投球回

計算式は本当にシンプルで、とても分かりやすいですね。

WHIPの数値が1.0なら、1イニングに1人走者を出し、2.0なら1イニングに2人走者を出す計算になります。

かつを
【WHIP】は投手が1イニングあたりに出した走者の数のことなんや!計算式もシンプルで簡単やね!

WHIPの評価基準

WHIPの数値の評価基準は、一般的に以下のように表す事が出来ます。

WHIPの評価基準の引用画像

引用元:Wikipedia WHIP

WHIPは1.0を下回ると、めちゃくちゃ優秀です。

先発投手の場合は、1.2あればローテーションのエースクラスと言われています。

平均が1.32前後なので、この値が目安の一つになりますね。

かつを
WHIPは1.2以下なら優秀な部類なんやね!

WHIPの注意点

WHIPという指標には、いくつか注意点があります。

WHIPの注意点
  • 長打が考慮されない
  • 守備の影響を大きく受ける(BABIPの影響を受ける)

WHIPは計算式の都合上、単打であっても本塁打であっても、走者は1人とカウントします。

つまり、四球は少ないけれど、長打をよく打たれる選手は、WHIPの数値は優秀な割に、それほどの成績が残せない可能性が高いです。

また、WHIPの数値は被安打の影響を大きく受けます。

被安打は、セイバーメトリクス上では、「投手ではコントロール出来ない部門=BABIPの影響を大きく受ける」と考えられています。

BABIPについては、下記の記事で詳しく説明しているので、ご覧下さい。

BABIP(バビップ)とは?野球の運を数値化可能な画期的な指標!

2018.10.11

そのため、WHIPという指標だけで選手を評価するのではなく、他の指標と比べながら、投手の安定感を把握するのがベターです。

かつを
WHIPだけで投手の良し悪しを判断するのは間違ってるんやね!

【野球指標】WHIPと防御率の相関関係

WHIPが低いと優秀な投手であるかどうかを把握するために、防御率とWHIPの関係を調べてみましょう。

データ分析に用いたのは、2018年の規定投球回到達者です。

2018年の規定投球回到達者の、WHIPと防御率は以下の通りです。

2018年の規定投球回到達者のWHIPと防御率の表

2018年の規定投球回到達者のWHIPと防御率の表

これをグラフ化してみましょう。

横軸がWHIPの値、縦軸が防御率を表しています。

WHIPと防御率の相関関係を表した画像

WHIPと防御率の関係

WHIPの値が低いほど防御率の値が低く、WHIPの値が高いほど防御率も高くなるデータが得られました。

WHIPと防御率の相関係数は「0.79」と、比較的高い相関性が見られました。

規定投球回に到達する程、シーズンで多くのイニングを投げた選手の場合は、WHIPの値と防御率の値にある程度右肩上がりの傾向が見られるようです。

このデータからは、WHIPが低いほど、防御率は低く優秀な投手であると言えます。

かつを
WHIPと防御率には高い相関性が見られたね!これは面白いデータや!

2018年WHIPランキング

2018年のWHIPランキングは以下の通りです。

2018年の規定投球回到達者のWHIPと防御率の表

さすがに規定投球回に到達する選手は、揃って優秀な数値を残していますね。

楽天の岸投手、巨人の菅野投手、広島の大瀬良選手、西武の菊池選手はWHIPがほぼ1.0に近い数値で、1イニングあたり1人のランナーしか許さない計算になります。

許した走者の絶対数が少ないので、これらの投手は「安定感がある投手」と言えます。

かつを
1年間ローテーションを守れる投手は、揃ってWHIPの数値が優秀なんやね!

「【野球指標】WHIP」まとめ

今回の記事では、WHIPという指標をご紹介しました。

WHIPの数値を見る事で、投手の安定感を知る事が出来ます。

2018年の規定投球回到達者のWHIPと防御率には一定の相関性が見られたので、他の指標と組み合わせてみる分には、十分有用な指標だと考えられます。

ただ、WHIPという指標の特性上、長打を単打や四球と同じ走者1人として扱うので、注意が必要です。

四球が少なく長打を打たれやすい選手はWHIPほどの安定感がない可能性もあるので、WHIPという指標を単独で投手の良し悪しを評価するのはナンセンスです。

ぜひ、他の指標と見比べながらWHIPの数値を見てみて下さいね。

かつを
WHIPは防御率と一定の相関があって、投手の安定感を把握することが出来る有用な指標なんやで!

セイバーメトリクスや、他の野球指標について詳しく知りたい方はこちらをご覧下さい。

→セイバーメトリクスとは?知れば野球がもっと楽しくなる指標7選!

セイバーメトリクスとは?知れば野球がもっと楽しくなる指標7選!

2018.10.23

それでは、今回の記事は以上になります。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました!




 

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